僕が・・・生きていく

大手企業を早々に辞めてベンチャーを渡り歩くアラサーの僕が、この不条理な世界で生き残っていくためにした事。日々思う事を書いていきます。

【ファインディング・ドリー】アシカのジェラルドがいじめられているシーンについて考察

 

 

ファインディング・ドリーは、ピクサー映画のファインディング・ニモの続編として、劇中に登場するドリーの物語を描いた作品です。

 

この映画に登場する、アシカのジェラルドが、

 

  • なんか障害持っているっぽい
  • いじめられているっぽい

 

と、映画の中でも違和感を持つ存在だったので、真相を調べてみました。

 

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ジェラルド

 

ジェラルドは障害を持っていない、ただのオタクの象徴?

 

ファインディング・ドリーでは「ドリー」を始めてとして、様々なキャラクターが何らかの障害を持っています。

 

そして、今回の問題となるアシカのジェラルドについても、障害を持っているのでは? という疑いが残ります。

 

なぜならば、ジェラルドは何か行動がおかしいですし、一言も言葉を発しません。

 

更には他の二匹のアシカに、「俺達の岩に来るな」と、ハブられています。

 

なんだか変なキャラクターだな、と多くの人が思われたのだと思います。

 

しかし、この違和感を持つシーンでのジェラルドは、その変な言動に反して、

 

「障害を持っていない」

 

そうなのです。

 

それは、以下のINSIDERの記事で、制作に関わった共同監督のAndrew Stantonが答えています。https://www.insider.com/finding-dory-gerald-2016-11

 

Some people think Gerald the sea lion in "Finding Dory" is an offensive representation of people with cognitive disabilities.

 

「ファインディング・ドリーを見た何人かの人は、彼を認知障害を持った象徴と捉えています。」

 

We just wanted him to be the nerd," Stanton said. "Because all of us were nerds.

 

「しかし、私達は単に彼をオタクとして描きたかっただけです。なぜならば、私達制作サイドの人間はみんなオタクだからです。」

 

 

障害を持った象徴として描きたかったのではなくて、オタクを描きたかったんですね。

ピクサーの社員さん達は芸術的な人間なので、どこかジェラルドみたいなオタクっぽさや、いじめられたような境遇をお持ちなのかもしれません。

 

 

そして、エンディングクレジットの後の、ジェラルドが岩の上を勝ち取るシーンについて、こう答えています。

 

I was angry for Gerald but was delighted to see him in a scene after the credits where he manages to nestle himself on the rock behind Rudder and Fluke and gives a bit of a snicker.

 

「私は最初はジェラルドを見て、不快に思いました。しかし、ジェラルドがいじめられながらも最終的には、岩の上を勝ち取って微笑んでいるシーンを見て、とても嬉しい気持ちになりました。」

 

 

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ジェラルドはラスト岩の上を勝ち取る

 

ピクサーといえば、アメリカでは大手有名企業です。

 

普段はオタクとして馬鹿にされている人間でも、ピクサーに入って幸せな生活送っている。

 

そういったピクサー社員自身を描いた象徴がジェラルドだったのですね。

 

 

日本語音声と英語音声の乖離

 

もう1つ私が気になったのは、英語音声との意味の乖離です。

 

どうも英語音声で見ている人よりも、日本語音声で見ている人の方が、このジェラルドのシーンに不快感を覚える人が多かったようです。

 

まずは以下の英語音声での動画を御覧ください。0:42くらいからジェラルドが登場します。

 

www.youtube.com

 

 

どうでしょうか? ジェラルドに対して「降りろ!」「降りろ!」と言っているところが、

 

なんだか本物のアシカっぽくないですか??笑

 

 

日本語だと、

「降りろ!」「降りろ!」

 

というセリフが

 

英語だと、

「OFF!」「OFF!」

「オッフウ」「オッフウ」

 

アシカの声を彷彿とさせるセリフになっているんです。

 

 

日本語の方が言葉が強いですし、ギャグにもなっていないんです。

 

これが日本人が、ジェラルドのシーンを強く「いじめ」と受け止めてしまう原因だったのかもしれません。

 

まとめ

 

ジェラルドがいじめられているのでは?というシーンについて言及してきました。

 

  • ジェラルドは障害者ではなく、ただのオタクの象徴(ピクサー社員の象徴)
  • 「降りろ」は英語音声だとアシカの声真似

 

という点がポイントだったのではないかと思います。

 

障害をテーマにした、ファインディング・ドリーですが、とてもいい話でしたよね。

 

このシーンも日本語でもうちょっと誤解のないように作れなかったのかな?と思ってしまいます。